長野のワイナリー
長野で最も古い産地塩尻では、メルシャン、サントリーの2大メーカーのワイナリーがある他、アルプス、林農園(五一ワイン)、井筒ワインの老舗ワイナリーが揃っています。入手困難で知られる城戸ワイナリーも塩尻にあります。近年は新しいワイナリーも次々に設立されており、メルシャン出身の味村氏が設立しメルロに拘るドメーヌ コーセイなどにも注目が集まっています。最もワイナリーの設立が激しい千曲川沿いは大きく上流部と下流部に分かれますが、東御、上田、小諸を中心とする上流部では、ヴィラデストワイナリー、世界のTOP50ワイナリーに選出されたメルシャンのマリコ・ワイナリーや、マンズワインの心臓部とも言える東山ヴィンヤードと小諸ワイナリー、ワインづくりの学校である千曲川ワインアカデミーを開催するアルカン・ヴィーニュなどが揃います。さらにテール・ド・シエルの様な900mを超える高標高のエリアに畑を構える生産者も登場して注目を集めています。下流部の中心地は高山村と須坂市でしょうか。人気の小布施ワイナリーの畑は実際は高山村にありますし、信州たかやまワイナリーなどがつくるこの村のワインも安定した品質を保っています。須坂の楠ワイナリーなども高品質で注目したい生産者の一つです。それ以外の産地でも、八ヶ岳西麓が5つ目のワインバレーとして動き始めるなど、まだまだ注目を集めそうなのが長野県です。