島暮らしとワイン。海で食べたい晩夏のフルーツと合うワイン5選

2023.09.04
こんにちは、山本です。現在、瀬戸内海に浮かぶ大三島という島で暮らしています。
脱サラして農家になりたいという旦那さんと共に島に移住して1年ちょっと経過しました。実は、去年の夏から密かに心待ちにしていたことがあるのです。それは、海を見ながら旦那さん作or島産のフルーツとワインを合わせること!

フルーツを例えに香りが表現されるだけあって、ワインとフルーツの相性は◎です。フルーツを使ったデザートやドライフルーツと合わせることが多いですが、フレッシュなフルーツとワインも好相性です。どちらかというと、樽感のないフレッシュで爽やかなタイプと合わせる方が生のフルーツには合うかなと思います。

フレッシュなフルーツという括りでは、生ハムメロンといった前菜や、フルーツが入ったサラダとワインを合わせたことのある方もおられるかもしれません。が、今回はただ切っただけor洗っただけのフルーツとワインを楽しもうというもの。とても気軽に楽しんで頂けるかと思います。

島暮らしとワイン。海で食べたい晩夏のフルーツと合うワイン5選

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1. 【メロン その1】メロンにそそぐ?!南国感を楽しめる
ノーティラス・エステート ソーヴィニヨン・ブラン 2022

まずはメロン。

猫沢エミさんのご著書「ねこしき」や彼女のインスタでも時々出てくる「ソーヴィニヨンメロン」なる魅惑的な食べ物があるのですが、夏が来たら絶対真似しようと心に決めていました。笑

メロンを半分に切って、種をくり抜いたら、その穴にソーヴィニョン・ブランを注ぎ込んで、メロンとワインをスプーンですくいながら食すというリッチでワイルドな楽しみ方。

1本目はニュージーランド・マールボロ産のソーヴィニヨン・ブランと。グラスに注いですぐに立ち上がるのは、パッションフルーツやメロンのようなトロピカルフルーツの香り。その他にもグレープフルーツのような柑橘のニュアンスもあります。その後に広がるのが、ピーマンやトマトの葉のような野菜のニュアンスやハーブっぽい香り。口に含むと柑橘っぽい苦味も感じられますね。

パッションフルーツの風味とメロンの味わいがかけ合わさって、南国感を感じるマリアージュです。ワインの酸味とメロンの甘味がナイスバランスで、野菜やハーブの清涼感も感じられて後口はスッキリ。メロンが進むと共に、ワインを入れる穴も大きくなる…本当、危険な組み合わせです。笑

 

▲ 豪快にワインを注いで。メロンをくり抜く瞬間の幸福感がハンパないです。

  

2. 【メロン その2】メロンの甘味とハーブのような清涼感あるワインで大人の味わいを
ミショー トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン 2021

2本目もソーヴィニヨン・ブランですが、こちらはフランス・ロワール地方産のものです。

シレックス(火打石)土壌で育ったブドウで造られているので、先程のニュージーランドのものに比べると、濡れた石のようなミネラル感を強く感じます。柑橘系の香りやハーブのような清涼感にキリっとした酸味とミネラル感のバランスがいい一本です。

ワインの持つミントのような清涼感とメロンの甘味のバランスをお楽しみ頂けます。大人の落ち着きを感じさせる飽きのこない味わい。ゆっくり音楽を聴いたり景色を見ながら楽しみたい組み合わせです。

因みに、旦那さんの畑でもメロンを育てていたので、今年は豪快にソーヴィニョンメロン三昧だ~と企んでいたのですが、畑のメロンが思ったほど育たずじまい。涙
島のメロンを購入して楽しみましたが、来年こそは自家製メロンでリベンジしたいです!

▲ こちらは少し大人っぽくフォークとナイフで頂きました。遠目に見える海に癒されます。

 

 

3. 【スイカ その1】太陽が明るい内に塩味のあるアルバリーニョと
アンセルモ・メンデス ムロス・アンティゴス アルバリーニョ 2021

お次はスイカです。島では沢山スイカが出回っています。旦那さんも頑張ってスイカを作りましたよ~。
小ぶりですが、甘くておいしいスイカです!島産の大きなスイカもお手頃価格なので、大人数集まる時は大玉を買って皆で楽しんだり。今年の夏は本当に猛暑だったので、スイカで涼を取った方も多いのではないでしょうか。

スイカと海はイメージできるけど、スイカとワインってどうなの?と思いますよね。が、合うんですよ、これがまた。まずはこちら、ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデと合わせてみましょう。品種はアルバリーニョ。オレンジのお花やグレープフルーツのような香りと共にソルテッド・アーモンドのような香りがあります。

口に含むとはっきりとした酸味と共に、柑橘の皮のような苦みや海水のような塩味も感じます。そうなんです、この塩味がスイカとマッチするんです。スイカに塩をかけて食べる感じに似ているのでしょうか…。溌溂とした酸味と塩味、そして柑橘系の爽やかさと皮のほろ苦さを感じさせる味わいが、喉の渇きをスイカと共に癒してくれるといった感じです。

太陽が明るい間に楽しみたいマリアージュです。

▲ スイカに塩ならぬ、スイカにヴィーニョ・ヴェルデが小粋です!

 

4. 【スイカ その2】夕暮れ前のアペリティフ(食前酒)にぴったりの気軽な泡
オリオル・ロッセール キュヴェ・エスペシアル NV

スイカとスパークリングの組み合わせも鉄板です。スイカと合わせる時には、シャンパーニュのようなクリーミーでリッチな泡よりも、気軽な泡の方が合うと思います。

今回はこちらのカヴァで。

カヴァはシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインですが、こちらは、シャンパーニュとは異なるスペインの土着品種で造られていて、グレープフルーツのような柑橘やフレッシュハーブのようなグリーンノートや土っぽさも。このグリーンノートと泡のシュワシュワ感による清涼感がスイカとマッチするのです。
こちらは、夕暮れ前のアペリティフやハッピーアワーにしてもいいですよね!

尚、今回はカヴァを紹介しましたが、イタリアのプロセッコも相性がいいと思います!

 

▲ 日が長いので、夕方5時でも空が明るい。明るいうちからアペリティフを楽しむのも最高ですね。

  

5. 【マスカット】ジャスミンの香りのワインでオシャレに味わう
カテナ アラモス トロンテス 2021

秋の足音と共にブドウも出回りますよね。大三島にもシャインマスカットを作っておられる農家さんがいて、販売されています。

今回合わせるワインは両方とも片親にマスカット・オブ・アレキサンドリアを持つ品種なので、華やかさがあります。しかも片親がマスカットなだけあり、実際にマスカットのような香りも感じ取られるかと思います。同系統の香りでマリアージュすると纏まりがいいので、ぜひ試してみて下さい!

一つ目はアルゼンチンのトロンテスという品種のもの。柑橘や桃のようなジューシーな香りに加え、マスカットの香りもあります。ジャスミンのようなお花っぽさもあり、フルーティーで華やかな白ワインです。マスカットを口に含んだ後、ワインを飲めばフルーティーさの後に鼻からジャスミンの香りが抜けて、一気にオシャレな気分になるのは私だけでしょうか?

皆で集まる時の乾杯に使えば、気分も上がるはずです!

 ▲ 大三島では、ちょっと行けばどこでもきれいな海が眺められます。
遠目に島々が連なるのは他にない景色ではないでしょうか。
ちょっとオシャレな水着とかビーチ服を着て、友達とキャッキャ言いながら飲みたい組み合わせです。

 

 まとめ

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いかがでしたか?

まだまだ暑いこの季節。海に行く機会のある方はぜひ海辺で。そうでない方も、ベランダや窓辺に椅子を持ってきて、海風をイメージしながら、ぜひフルーツとワインのマリアージュを楽しんでみて下さい!