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はじめての収穫体験日記
はじめての収穫体験日記

ブドウの収穫期を迎えた10月。
今回収穫体験の機会に恵まれて北海道に
やって来ました。

記憶によると、去年は9月の終わり頃まで暑さが続き、10月になると秋らしく過ごしやすい気温になっていたはず。しかし、今年は10月になってもまだ暑い!連日30°近い真夏日が続く日々。
そんな中、北海道は東京よりも
一足先に秋を迎えていました。

新千歳空港に到着するとひんやり心地良い風が吹いて少し肌寒かったですが、連日の暑さに慣れてしまっていているからかTシャツ一枚でもちょうど良いくらいでした。そこからJRに乗って約1時間半、小樽駅に向かいます。目的地に近づくにつれ、電車のドアが開くたびに冷たい空気が!地元の人達がしっかり上着を羽織っている様子から、北海道に来たのだとようやく実感が湧いてきました。
小樽駅から車で40分ほどして、
ブドウ畑に到着。

今回、初の収穫体験の舞台となるのは、
余市町登町にある安藝農園さん。

ブドウの収穫期を迎えた10月。
今回収穫体験の機会に恵まれて北海道に
やって来ました。

記憶によると、去年は9月の終わり頃まで暑さが続き、10月になると秋らしく過ごしやすい気温になっていたはず。しかし、今年は10月になってもまだ暑い!連日30°近い真夏日が続く日々。
そんな中、北海道は東京よりも
一足先に秋を迎えていました。

新千歳空港に到着するとひんやり心地良い風が吹いて少し肌寒かったですが、連日の暑さに慣れてしまっていているからかTシャツ一枚でもちょうど良いくらいでした。そこからJRに乗って約1時間半、小樽駅に向かいます。目的地に近づくにつれ、電車のドアが開くたびに冷たい空気が!地元の人達がしっかり上着を羽織っている様子から、北海道に来たのだとようやく実感が湧いてきました。
小樽駅から車で40分ほどして、
ブドウ畑に到着。

今回、初の収穫体験の舞台となるのは、
余市町登町にある安藝農園さん。

THE CELLAR JOURNAL 2024年10月9日 --- writer : MASIKO MOE

はじめての収穫体験日記

2024.11.13

01

北海道・余市での初収穫体験
- 初秋の空気を感じながら

2年前に日本ワインコラムの取材もしていますが、私自身は今回が初めての訪問です。
🍇 日本ワインコラム 【北海道・余市 安藝農園】をチェックしてみてください! 〉〉日本ワインコラム

収穫日和!な天気

そしてこの、収穫日和!な天気には内心ほっと一安心。というのも、昔からイベント事がある日はいつも雨。楽しみにしていたお出かけの日も雨。さらには、さっきまで降っていなかったのに自分が外に出ると雨が降り出す、といった感じで雨女っぷりがどうしようもなく…
先日、日本ワインコラムの取材で岡山に行った際も、視界不良で危うく東京に引き返すところでした。しかし、今回は幸いにも雨が降らずに快晴に恵まれました!

02

初めて手にする用具と、
学んだ収穫の基本

初めて手にする用具
畑に入ると看板犬のモモちゃんがお出迎え!
▲ 畑に入ると看板犬のモモちゃんがお出迎え!

既に収穫作業を始めていた安藝農園のスタッフの皆さんを追うように畑の奥へと進んで行きます。畑仕事なんてやる機会が無いものだから、この日の為に用意した着慣れない服装と、初めて使う用具達になんだかソワソワ。

収穫用のハサミ。刃で枝を切り、反対側のピンセットで傷んだ箇所などを取り除く。 ▲ 収穫用のハサミ。刃で枝を切り、反対側のピンセットで傷んだ箇所などを取り除く。
作業用の台車。 ▲ 作業用の台車。

03

ピノ・ノワール収穫に挑戦

この日はピノ・ノワールの収穫作業をお手伝い。スタートのポジションを決め、まず1つ切ってみる。これぐらいで良いのかなと不安になりつつ、まずは獲れたブドウをじっくり観察してみることに。

ワインとしては馴染みのあるピノ・ノワールですが、こうしてブドウを実際に手に取ってまじまじ見るのは初めて。 黒紫色の果皮に覆われたブドウは艶やかで実のひとつひとつにハリがあります。一房にぎっしりと実が詰まり、ずっしりとした重みを感じました

選果は慎重に… ▲ 選果は慎重に…

気付けばあっというまに2、3時間が経過。スタッフの皆さんと一緒に小休憩を取ることに。 お茶を飲んでほっと一息。

頂いた栗は収穫バサミで皮剥き。ここでしか味わえない美味しさがありました。 ▲ 頂いた栗は収穫バサミで皮剥き。ここでしか味わえない美味しさがありました。

前半戦もラストスパート!黙々と作業に取り掛かります。 着いたばかりは少し肌寒く感じましたが、徐々に日が登り体温も上昇↑↑

04

想像以上の重労働!連携プレーの重要さ

今回の収穫作業、ブドウを獲っている間は台車に座っていて移動もそのまま横にスライドしていくため、想像していたよりもだいぶ動きやすかったです。しかし、溜まったコンテナを持ち上げて地面に置く作業は一瞬の事でしたがかなりの重労働。

木の間を運搬車が通り、貯まったコンテナを回収して行くのですが、荷台に上げるのはもちろん手作業。一回下ろしただけでも腰が持ってかれそうなのに、これを収穫分やっていくのはかなり大変そう…

溜まったコンテナは木の下へ。重量は約20kg。 ▲ 溜まったコンテナは木の下へ。重量は約20kg。
回収用の運搬車 ▲ 回収用の運搬車

午前の作業を一旦終え、待ちに待ったお昼休憩!昼食を済ませてポカポカ陽気に包まれると途端に眠気に襲われましたが、休憩時間はあっという間に経ち午後の作業が始まります。

ごはんの匂いに誘われてやって来たニャンコと一緒にひと休み。 ▲ ごはんの匂いに誘われてやって来たニャンコと一緒にひと休み。

畑に戻ると先ほどよりも気温が上がって日当たりも良好!汚れても良いようにと黒い服を着ていたのですが、これはちょっと失敗だったかも。次回のために覚えておこうと思います。少しコツを掴んだのか、午後の作業は前半よりもかなりペースアップ。黙々と作業を進めて行きます。

こういう詰まっているところが難しい。 ▲ こういう詰まっているところが難しい。
奥までずーっと続くブドウの木。終わりまでの道のりはまだまだ長そう。 ▲ 奥までずーっと続くブドウの木。終わりまでの道のりはまだまだ長そう。

05

収穫完了!ワインになる日を楽しみに

スタッフの皆さんと手分けして作業を進め予定よりも少し早く収穫終了!
(お疲れ様でした!)

総重量約1500kg!! ▲ 総重量約1500kg!!

午後に摘んだ分のコンテナも運んで最後に収量を確認します。

収穫したピノ・ノワールは同じ余市町内のワイナリーへ。どんなワインに仕上がるのかとっても楽しみです♪

今回の収穫を通して私が体験したのは、ブドウがワインになるまでの過程のほんの一部。 ブドウを育て、収穫し、醸造する。一粒のブドウがワインになるまでの過程にはたくさんの時間と、 たくさんの想いが込められているのだと実感しました。
そんな造り手の想いをこれからもお客様に届けていきたいと思います!

益子 萌

THE CELLAR Toranomon スタッフ

日本ワインがきっかけでこの業界に入りました。 まだまだ初心者ですが、皆様と一緒に楽しくワイン選びができることを 楽しみにお待ちしております。
ワインと料理、猫観察、買い物

好きなワイン
日本ワイン、果実味豊かで飲むとほっこりするワイン

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