ヴェンティクワットロ ロゼ・ブリュット ヴィーノ・スプマンテ 2023

ヴェンティクワットロ ロゼ・ブリュット ヴィーノ・スプマンテ 2023

Ventiquattro Rose Brut Vino Spumante 2023

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味わいの特徴

味わい ミディアム

ライトボディミディアムボディ フルボディ
フローラルなロゼスパークリング
果実味
淡い 豊か
酸味
弱い 強い
旨味
弱い 強い

ヴェンティクワットロ ロゼ・ブリュット ヴィーノ・スプマンテ 2023

ヴェンティクワットロ ロゼ・ブリュット ヴィーノ・スプマンテ 2023

Ventiquattro Rose Brut Vino Spumante 2023

フローラルなロゼスパークリング

通常価格 4,950 (税込)
通常価格 セール価格 4,950 (税込)
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ロゼワインスパークリングワイン

750ml / メルロ他

発送予定:2~7営業日を目安に発送いたします。

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2020年、長野県須坂市仁礼の荒廃農地を開墾し、1.8haのヴィンヤードを造成しました。山々に囲まれたこの場所は、北信五岳を一望できる標高600メートルに位置し、傾斜は12%で水はけの良い石灰質土壌が広がります。 地元の皆様、行政の皆様のご支援いただき待望であった自社畑でのぶどう栽培を、ようやく実現することができました。
2021年春には、私が最も愛するイタリア品種のアリアーニコをはじめ、メルローとサンジョヴェーゼも植え付けました。そして2023年は天候にも恵まれ、初めての収穫を迎えることができました。今回リリースするロゼのスパークリングはメルローとサンジョベーゼを除梗破砕後、果汁のみを抜き(セニエ法)発酵後にロゼワインとなり瓶内二次発酵により炭酸ガスが発生してロゼのスパークリングへと生まれ変わります。炭酸ガス:3.5~4気圧程度。
仁礼ヴィンヤードのファーストヴィンテージとなるメルローとサンジョヴェーゼに角藤農園のメルローを加えたロゼのスパークリングを、ぜひご堪能ください。

ロゼならではの旨みとフローラルな香りが広がり、メルロー種特有のなめらかなタンニンとサンジョベーゼの旨味が加わり複雑で奥深い味わいです。発砲の中に酸と果実味、やさしいタンニンのバランスが広がります。

商品データ

商品番号 2945352225238
種類 ロゼワインスパークリングワイン
生産地 日本長野県・須坂市
ヴィンテージ 2021年
品種 メルロサンジョヴェーゼ
容量 750ml
この地域のワインを見る

ワイナリー情報

ヴェンティクワットロ

VENTIQUATTRO(ヴェンティクワットロ)

長野県須坂市にある西舘さんのブドウ畑、屋号はVENTIQUATTRO(ヴェンティクワットロ)。イタリア語で数字の「24」を意味する。イタリアワイン好き×「24」時間(=1日)を大切に、楽しくワインを、という想い×ご自身の苗字である西舘の西(「24」)の掛け合わせにより、この名称を選んだそう。

周りのサポートも得て、2021年に須坂市にある1.8haの広さの新圃場を手に入れた。2年間研修を受けていた佐藤果樹園の佐藤さんから穂木をもらったアリアニコをメインに、モンテプルチアーノやサンジョヴェーゼといったイタリアの黒ブドウ品種に加え、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネなどの国際品種も植えている。今後、フィアーノやグレコといったイタリアの白ブドウ品種も栽培したいと考えているそう。

苗木には藁を敷いて保湿を図っている。因みに、ヴェンティクワットロでは、毎年、小学生に苗木を植えてもらっているそう。彼らが大人になった時に一緒にワインを飲んでいる姿が目に浮かぶ。 ▲ 苗木には藁を敷いて保湿を図っている。因みに、ヴェンティクワットロでは、毎年、小学生に苗木を植えてもらっているそう。彼らが大人になった時に一緒にワインを飲んでいる姿が目に浮かぶ。

畑は標高600mに位置し、平地に比べて2-3℃低い冷涼な場所だ。西に山を背負っているので、午後は早めに日が沈み涼しくなる。昼夜の寒暖差があることで、酸落ちが緩やかで、骨格がしっかりしたワインに仕上がる。確かに、赤系品種が熟すには午後も日照量や気温が必要だが、昨今の温暖化で須坂市も気温が高くなってきているので、大きな問題はないとのこと。それに、夏場は太陽の軌道が高くなるので、夜7時頃でもまだ明るいようだ。

畑の設計も恩師のアドバイスを受けた。元々9枚の段々畑だった畑は、行政に依頼して整地することに。平地が温まってくると、畑には下からの吹き上げの風が吹く。本来であれば、傾斜のある畑の畝は横にした方が傾斜に逆らわず作業は楽だが、西舘さんは風通しと水はけの良さを考え、畝は縦にすることを選んだ。もちろん、雨水が畑の傾斜地の下に溜まって道路や農地に迷惑がかからないように、明渠も設けている。

傾斜地を利用して造られた畑。斜面下に向かって縦に畝を作っている。イタリア訪問中、発酵中のワインに硫黄の香りを感じ、ワイナリーに尋ねてみると、周辺地域は昔硫黄の採掘場だったため、雨水で溶けた硫黄の成分が土壌を経由してブドウに入っているという説明を受けたそう。その話が頭に残り、除草剤は使わず、丁寧に草刈りを行っているという。 ▲ 傾斜地を利用して造られた畑。斜面下に向かって縦に畝を作っている。イタリア訪問中、発酵中のワインに硫黄の香りを感じ、ワイナリーに尋ねてみると、周辺地域は昔硫黄の採掘場だったため、雨水で溶けた硫黄の成分が土壌を経由してブドウに入っているという説明を受けたそう。その話が頭に残り、除草剤は使わず、丁寧に草刈りを行っているという。
イタリアから取り寄せたという支柱。こんなところにもイタリア愛が(笑)。穴が開いているのでワイヤーを通しやすく、作業効率がいい。 ▲ イタリアから取り寄せたという支柱。こんなところにもイタリア愛が(笑)。穴が開いているのでワイヤーを通しやすく、作業効率がいい。

整地のために土地を削り始めると、ゴロゴロとした石が出てきた。土地を削る前は、浅間山の火山灰からなる黒ボク土と呼ばれる養分が多い土壌が表土にあったが、土地を削ってでてきたのは、石灰質の多い石が風化してできた、砂と粘土の間のシルトと呼ばれる粒子状の土壌だ。雨が降っても傾斜があるので水が流れてしまい、保湿力もない。黒ボク土を持ってきたり、クローヴァーを植えて窒素分を補強したり、カヴァークロップによる草勢栽培を試みたり、藁で保湿したりして、土壌改良を図っている。

石灰分を含むゴロゴロとした大きな石があちらこちらに転がる。畑での作業がしやすいように、これらの石で階段を作ったそうだ。 ▲ 石灰分を含むゴロゴロとした大きな石があちらこちらに転がる。畑での作業がしやすいように、これらの石で階段を作ったそうだ。

ワイナリー建設に向けて

2021年に植えた木は、3年目の昨年、初収穫が可能となった。現在は、研修先でもあるカンティーナ・リエゾーで委託醸造している。カンティーナ・リエゾーは高山村のワイン特区の認定を受けて設立された経緯があり、特区内で栽培されたブドウで醸造する必要があった。西舘さんが恩師の配慮で栽培を続けている角藤農園の一角は高山村にあるので、委託醸造する上でも問題なかったが、須坂市の畑のブドウは対象外だ。カンティーナ・リエゾーは一般酒造免許に切り替え、西舘さんの畑で育つブドウも醸造できる体制にしてくれたそうで、昨年収穫したブドウも無事醸造してもらうことができた。

ヴェンティクワットロのインスタ投稿より。アリアニコの初収穫の様子。房の美しさやブドウ葉が綺麗に紅葉しているのが良く分かる。
この景色を眺めながら、ワイナリーで西舘さんのワインを飲める日もそう遠くないはず。

「ワイナリーに来ると癒しや安らぎ、憩いを感じてもらえるような場所にしなさい。ワインはあくまでもわき役だ」というのが恩師佐藤さんからの教えだ。雄大な山の景色を一望できる場所で、遠方のお客さんの心を満たしたい。地元のお客さんにも気軽な集いの場として利用してもらいたい。こういう想いが強くなっている。須坂市にはワイン特区の制度はまだないが、幸い、来年には3トン程の収量を見込んでおり、特区導入に向けて動き出すことができそうとのこと。まだまだ西舘さんの歩みは止まらない!

味わいの特徴

味わい ミディアム

ライトボディミディアムボディ フルボディ
フローラルなロゼスパークリング
果実味
淡い 豊か
酸味
弱い 強い
旨味
弱い 強い

商品データ

商品番号 2945352225238
種類 ロゼワインスパークリングワイン
生産地 日本長野県・須坂市
ヴィンテージ 2021年
品種 メルロサンジョヴェーゼ
容量 750ml
この地域のワインを見る

ワイナリー情報

ヴェンティクワットロ

VENTIQUATTRO(ヴェンティクワットロ)

長野県須坂市にある西舘さんのブドウ畑、屋号はVENTIQUATTRO(ヴェンティクワットロ)。イタリア語で数字の「24」を意味する。イタリアワイン好き×「24」時間(=1日)を大切に、楽しくワインを、という想い×ご自身の苗字である西舘の西(「24」)の掛け合わせにより、この名称を選んだそう。

周りのサポートも得て、2021年に須坂市にある1.8haの広さの新圃場を手に入れた。2年間研修を受けていた佐藤果樹園の佐藤さんから穂木をもらったアリアニコをメインに、モンテプルチアーノやサンジョヴェーゼといったイタリアの黒ブドウ品種に加え、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネなどの国際品種も植えている。今後、フィアーノやグレコといったイタリアの白ブドウ品種も栽培したいと考えているそう。

苗木には藁を敷いて保湿を図っている。因みに、ヴェンティクワットロでは、毎年、小学生に苗木を植えてもらっているそう。彼らが大人になった時に一緒にワインを飲んでいる姿が目に浮かぶ。 ▲ 苗木には藁を敷いて保湿を図っている。因みに、ヴェンティクワットロでは、毎年、小学生に苗木を植えてもらっているそう。彼らが大人になった時に一緒にワインを飲んでいる姿が目に浮かぶ。

畑は標高600mに位置し、平地に比べて2-3℃低い冷涼な場所だ。西に山を背負っているので、午後は早めに日が沈み涼しくなる。昼夜の寒暖差があることで、酸落ちが緩やかで、骨格がしっかりしたワインに仕上がる。確かに、赤系品種が熟すには午後も日照量や気温が必要だが、昨今の温暖化で須坂市も気温が高くなってきているので、大きな問題はないとのこと。それに、夏場は太陽の軌道が高くなるので、夜7時頃でもまだ明るいようだ。

畑の設計も恩師のアドバイスを受けた。元々9枚の段々畑だった畑は、行政に依頼して整地することに。平地が温まってくると、畑には下からの吹き上げの風が吹く。本来であれば、傾斜のある畑の畝は横にした方が傾斜に逆らわず作業は楽だが、西舘さんは風通しと水はけの良さを考え、畝は縦にすることを選んだ。もちろん、雨水が畑の傾斜地の下に溜まって道路や農地に迷惑がかからないように、明渠も設けている。

傾斜地を利用して造られた畑。斜面下に向かって縦に畝を作っている。イタリア訪問中、発酵中のワインに硫黄の香りを感じ、ワイナリーに尋ねてみると、周辺地域は昔硫黄の採掘場だったため、雨水で溶けた硫黄の成分が土壌を経由してブドウに入っているという説明を受けたそう。その話が頭に残り、除草剤は使わず、丁寧に草刈りを行っているという。 ▲ 傾斜地を利用して造られた畑。斜面下に向かって縦に畝を作っている。イタリア訪問中、発酵中のワインに硫黄の香りを感じ、ワイナリーに尋ねてみると、周辺地域は昔硫黄の採掘場だったため、雨水で溶けた硫黄の成分が土壌を経由してブドウに入っているという説明を受けたそう。その話が頭に残り、除草剤は使わず、丁寧に草刈りを行っているという。
イタリアから取り寄せたという支柱。こんなところにもイタリア愛が(笑)。穴が開いているのでワイヤーを通しやすく、作業効率がいい。 ▲ イタリアから取り寄せたという支柱。こんなところにもイタリア愛が(笑)。穴が開いているのでワイヤーを通しやすく、作業効率がいい。

整地のために土地を削り始めると、ゴロゴロとした石が出てきた。土地を削る前は、浅間山の火山灰からなる黒ボク土と呼ばれる養分が多い土壌が表土にあったが、土地を削ってでてきたのは、石灰質の多い石が風化してできた、砂と粘土の間のシルトと呼ばれる粒子状の土壌だ。雨が降っても傾斜があるので水が流れてしまい、保湿力もない。黒ボク土を持ってきたり、クローヴァーを植えて窒素分を補強したり、カヴァークロップによる草勢栽培を試みたり、藁で保湿したりして、土壌改良を図っている。

石灰分を含むゴロゴロとした大きな石があちらこちらに転がる。畑での作業がしやすいように、これらの石で階段を作ったそうだ。 ▲ 石灰分を含むゴロゴロとした大きな石があちらこちらに転がる。畑での作業がしやすいように、これらの石で階段を作ったそうだ。

ワイナリー建設に向けて

2021年に植えた木は、3年目の昨年、初収穫が可能となった。現在は、研修先でもあるカンティーナ・リエゾーで委託醸造している。カンティーナ・リエゾーは高山村のワイン特区の認定を受けて設立された経緯があり、特区内で栽培されたブドウで醸造する必要があった。西舘さんが恩師の配慮で栽培を続けている角藤農園の一角は高山村にあるので、委託醸造する上でも問題なかったが、須坂市の畑のブドウは対象外だ。カンティーナ・リエゾーは一般酒造免許に切り替え、西舘さんの畑で育つブドウも醸造できる体制にしてくれたそうで、昨年収穫したブドウも無事醸造してもらうことができた。

ヴェンティクワットロのインスタ投稿より。アリアニコの初収穫の様子。房の美しさやブドウ葉が綺麗に紅葉しているのが良く分かる。
この景色を眺めながら、ワイナリーで西舘さんのワインを飲める日もそう遠くないはず。

「ワイナリーに来ると癒しや安らぎ、憩いを感じてもらえるような場所にしなさい。ワインはあくまでもわき役だ」というのが恩師佐藤さんからの教えだ。雄大な山の景色を一望できる場所で、遠方のお客さんの心を満たしたい。地元のお客さんにも気軽な集いの場として利用してもらいたい。こういう想いが強くなっている。須坂市にはワイン特区の制度はまだないが、幸い、来年には3トン程の収量を見込んでおり、特区導入に向けて動き出すことができそうとのこと。まだまだ西舘さんの歩みは止まらない!