ホットワインの特徴や飲み方・作り方、アレンジレシピを解説!
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THE CELLAR JOURNAL --- writer : Daichi Yoshikawa

寒い季節になると、身体を温めてくれるホットワインが恋しくなる方も多いのではないでしょうか。本記事では、「ホットワイン」の特徴や飲み方、家庭で簡単に楽しむためのレシピやアレンジ方法をご紹介します。

風邪予防や冷え対策など、ホットワインには健康面でのメリットも多く、冬のリラックスタイムにぴったりです。最後におすすめのホットワイン用ワインも紹介しますので、寒い冬にぜひホットワインを楽しむ参考にしてください。
寒い季節になると、身体を温めてくれるホットワインが恋しくなる方も多いのではないでしょうか。本記事では、「ホットワイン」の特徴や飲み方、家庭で簡単に楽しむためのレシピやアレンジ方法をご紹介します。

風邪予防や冷え対策など、ホットワインには健康面でのメリットも多く、冬のリラックスタイムにぴったりです。最後におすすめのホットワイン用ワインも紹介しますので、寒い冬にぜひホットワインを楽しむ参考にしてください。

ホットワインの特徴や飲み方・作り方、アレンジレシピを解説!おすすめの商品も紹介

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2024.12.23

1. ホットワインとは?

ホットワインは温めたワインに甘味や香辛料を加えて作られる、ヨーロッパで親しまれてきた冬の飲み物です。
中世からヨーロッパ全土に広がり、現在でも多くの国で親しまれています。

ホットワインは地域によって呼び名が異なり、英語圏では「モルドワイン」、フランスでは「ヴァン・ショー」、ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、オランダでは「ビショップヴァイン」、ブルガリアでは「グレヤーノ・ヴィーノ」ブラジルでは「ヴィーニョ・ケンテ」と呼ばれています。

通常のワインと違い、ホットワインは温めることでアルコール度数が抑えられ、フルーティで甘い味わいが特徴です。そのため、お酒が苦手な方や軽めのお酒を楽しみたい方にもぴったりです。

2. ホットワインのメリット

温かくスパイスが加えられたホットワインには、寒い時期に嬉しいさまざまなメリットがあります。具体的なメリットを以下で解説していきます。

風邪予防

ヨーロッパでは「風邪のひきはじめにはホットワイン」と言われるほど、ホットワインは風邪予防に効果があるとされています。
ワインに含まれるポリフェノールは抗酸化作用を持ち、免疫力を向上させると考えられています。さらに、ポリフェノールは熱を加えても効果が損なわれないため、温かいホットワインでもその健康効果をしっかりと得ることができます。

冷え対策

ホットワインに含まれるスパイスは血行を促進し、体を内側から温めてくれる効果が期待できます。また、アルコールを適度に蒸発させることで、お酒に弱い方でも悪酔いせずに楽しむことができ、冷え性の方にもおすすめです。

寒い夜には、眠る前に軽くホットワインを飲むことで、リラックスしながら体を温めることができるでしょう。

3. 自宅でホットワインを楽しむポイント

自宅でホットワインを楽しむポイント

ホットワインは自宅でも手軽に作れるのが魅力です。使用するワインは飲み残しや安価なワインでも全く問題ありません。そして赤ワインだけでなく、白ワインやロゼワインでも美味しく作れるのも魅力です。
好みのスパイスや甘味料を用意して、自分好みの味にアレンジしてみましょう。

4. ホットワインの作り方

ホットワインの作り方

自宅で作るホットワインは、材料やスパイスをアレンジすることで多彩な味わいを楽しめます。ここではホットワインにおすすめの材料やスパイス、基本の作り方とアレンジ方法をご紹介します。

ホットワインにおすすめの材料やスパイス

ホットワイン作りには、フルーツやスパイスが欠かせません。以下の材料を参考に、お好みの味を試してみてください。

フルーツ:
定番のレモンやオレンジ、柚子やみかんなどの柑橘類がおすすめです。酸味が加わり、すっきりとした味わいに仕上がります。リンゴやブルーベリーなどのベリー類とも相性が良いです。

スパイス:
シナモンや生姜などの香り豊かなスパイスはホットワインの風味を引き立てます。クローブやスターアニス(八角)を加えると、さらにスパイシーな味わいに仕上がります。

甘味料:
ハチミツや砂糖、ジャム、黒糖などで甘さを調整します。ハチミツやリキュールを加えると、風味豊かな味わいに仕上がります。

基本のレシピ

ホットワインの基本の作り方は、以下の3ステップでとても簡単です。

  1. 小鍋にワイン、スパイス、甘味料を入れて中火にかける
  2. 沸騰する直前まで温めたら、弱火にし、フルーツを加えてさらに数分加熱する
  3. 火を止めてカップに注ぎ、茶こしでスパイスを取り除いたら完成
  4. フルーツは長時間煮立たせると苦味が出やすいため、最後に加えると雑味が少なくなります。また、クローブなどの細かいスパイスは、茶こしを使って取り除くと飲みやすく仕上がります。

アレンジ方法

ホットワインに使うワインを複数ブレンドするのも一つのアレンジ方法です。半端に残ったワインや数日経ったワインでもホットワインにすることで美味しく飲めます。
また、ホットワインに使うワインは、高級品でなくても十分に楽しめるのが嬉しいポイントです。リーズナブルなワインでもアレンジ次第で満足感のある味わいに仕上がります。

5. ホットワインにおすすめの赤ワイン3選

ホットワインには、飲みやすく渋みを抑えた赤ワインがよく合います。ここでは、ホットワイン作りにおすすめの赤ワインを3本ご紹介します。

ベルクール ピノ・ノワール 2022

ベルクール ピノ・ノワール 2022

ピノ・ノワールの豊かな果実味を楽しめるデイリーワインで、ホットワインにもぴったりです。上品で滑らかな口当たりが特徴で、イチゴやラズベリーのような赤系果実の風味が際立ちます。
コストパフォーマンスに優れているので、気軽にホットワインとして楽しめるでしょう。

マッツェイ・ジゾラ ジゾラ 2020

マッツェイ・ジゾラ ジゾラ 2020

シチリア産のミネラル感が特徴的なミディアムボディの赤ワインです。上品なベリー系果実の味わいと余韻が、ホットワインにしても美味しく楽しめます。
老舗ワイナリーが手掛ける1本で、濃厚な果実感を楽しみたい方におすすめです。

マルキ・ド・ボーラン ピノ・ノワール 2022

マルキ・ド・ボーラン ピノ・ノワール 2022

高い評価を得ている栽培者協同組合「フォンカリュー」が生産するブランドのワイン。南の地域で栽培されるピノ・ノワールとしては意外なほどさらりとした口当たりが印象的です。
ホットワインとしてお好みの味わいにアレンジしやすいワインです。

6. ホットワインにおすすめの白ワイン3選

甘さを調整しやすい辛口の白ワインは、ホットワインにも向いています。ここではホットワインにおすすめの白ワインを3本紹介します

アロイス・ヘレラー グリューナー・フェルトリーナー 2022

アロイス・ヘレラー グリューナー・フェルトリーナー 2022

フルーティで瑞々しい味わいが楽しめる辛口の白ワインで、大容量の1リットルボトルです。軽やかな風味と飲みやすさが魅力で、ホットワインとしてのアレンジもしやすいでしょう。

クロ・フロリデーヌ 2021

クロ・フロリデーヌ 2021

辛口白ワインの王道とも言える、格式高い1本。フランス産の上品な辛口白ワインで、桃やパイナップル、柑橘系のフレーバーを楽しめます。適度なコクがあり、ホットワインにすることでそのアロマが一層引き立つ1本です。適度にコクがあり、新鮮なアロマを堪能できる

タケダワイナリー ブラン 辛口 2023

タケダワイナリー ブラン 辛口 2023

創業1920年の老舗ワイナリーが手がける辛口白ワインです。バランスの良い味わいで、ホットワインのアレンジにも向いています。

7. まとめ

ホットワインは、ワインを温めてスパイスや甘味を加えることで、寒い季節にぴったりのドリンクです。
本記事では、ホットワインの魅力や作り方、アレンジ方法についてご紹介しました。おすすめのワインも参考に、ぜひご自宅でホットワインを楽しんでみてください。

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吉川 大智

JSA認定 ソムリエ

バーテンダー、ワインバーのマネージャーを経てワインのPRライターに。過去には40カ国200都市の酒場とワイナリーを訪問した経験あり。

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