ボルドーブランって美味しいですよね。
フレッシュなアロマに、適度なコク。
上品な口当たりで、和食やお野菜とも良く合います。
こちらのワインは、ボルドー大学白ワインの権威、故ドゥニ・デゥブルデュー氏が所有していた格式あるシャトーで、まさにボルドーブランのお手本のような1本。
パイナップルや桃の豊満なフルーツに、清涼感のある柑橘の香り。
クリーミーなバターやナッツのニュアンスもあります。
口に含んだ直後は樽と果実を感じるこっくりとした質感ですが、溌剌とした酸が中心にあり、夏ミカンをほおばったかのような瑞々しさも。
後半はグレープフルーツのほろ苦味とともに、心地よい余韻がどこまでも長く続きます。
ワインだけでも十分に楽しめる１本なのですが、食事に寄り添うスタイルもまたボルドーブランの魅力のひとつ。
ということで、こちらのワインとお料理を色々試した中で、個人的にイチオシのマリアージュレシピをご紹介します！

「切り干し大根ときゅうりの塩昆布サラダ」
■材料（2人分）
・切り干し大根 30ｇ
・きゅうり 1本
・ツナ缶 1缶
・塩昆布 適量
・ごま油 大さじ1
・鶏がらスープの素、白ワインビネガー（又はレモン汁） 各小さじ1
・ブラックペッパー

■つくり方
1、切り干し大根はざるに入れ、流水でもみ洗いする。水気を切らずに10分おく。きゅうりは千切りにして、塩をふっておく。
2、きゅうりを軽く水切りする。ボウルに全ての材料を入れ、よく混ぜたら出来上がり。

切り干し大根と塩昆布のお出汁の旨味、きゅうりの爽やさがボルドーブランにベストマッチ！
ぜひ、ワインと合わせてお楽しみください♪（2020年3月）

ソーヴィニヨン・ブランの瑞々しい白桃や完熟グレープフルーツの風味がしっかりと感じられ、口当たりはしっとりとして全体的に落ち着いています。あらゆるお料理に寄り添い引き立てる日本酒のような印象。
食事は軽めのソースをかけた鮭とほうれん草のグラタンと。抜栓したてを一口飲んだ時はちょっと大人しく感じましたが、脂の乗った秋鮭の旨味やほうれん草の濃く甘いほろ苦さに負けておらず、ししっかりとしたボディとミネラル感を改めて実感！お手本のような端正かつ親しみやすいボルドーブランです。
時折欠品することがありますので見つけた時はぜひお試しください♪（2024年10月）