CASE 01
火傷しても食べたい!揚げたての天ぷら
Cave de Relax 管理部 兼 オンラインストアリーダー | 幡野
こんにちは、旅好きスタッフの幡野です。コロナ禍になってからというもの、今までにまして便利になりましたよね。「名店の味が自宅でも楽しめる」とか「機内食が家で食べられる」とか。それでも実際に料理人の方が目の前で作り上げる一皿には代えがたいものがあります。その一つが天ぷらではないでしょうか。
地上30階で楽しむ休日ランチ
さあ、今回も「とりあえずどこかに行きたい病」を発症し、その発作で予約をしました。迷った結果、またお台場。曇り女の私には珍しく快晴で、真夏を思わせるような暑さです。
本日のランチは、天ぷらです。
天ぷら7種のランチコースの始まりです。
トップバッターはまさかの「海老」!もちろん揚げたてをいただきます。熱い、でも美味しい・・。
そして予想通り1品目から上あごを火傷。この後もアスパラ、舞茸、ナスなどと続き、至福の時間が続きます。
〆は●●の天丼。
〆のお食事には天丼をチョイス。ただ頼んだはいいけれども、「天丼だと、くどかったかな?」と半分心配していました。そして目の前に来たのがこちら。卵の黄身の天丼です。お箸を入れるとトロっとした黄身が流れ出ます。まさに極上のたまごかけごはん。日によって内容は替わるそうです。気が付くと完食していました。
キリリと冷やしたシャブリと一緒に・・・。
・・と言いたいところでしたが、この日は美味しい日本酒をいただきました。「フェーブルのシャブリがあれば」と嘆きつつ、後日楽しんだのはドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル シャブリ 2019。
日本酒との共通点も多いその味わいはまさにオールラウンダーなワインです。土壌由来のミネラルはもちろんのこと、爽やかさの奥に旨味を感じるバランスの良さはさすがドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル!
そういえばあの時も。
とある修行をしていた2019年。
修行のため飛行機に乗りまくっていた年でしたが、その年の5月に知人とフランスのリヨンに行った時の写真を思い出しました。
アパートを借りて、近くの川沿いに出ていたマルシェで鳥の丸焼きをゲットし、家でランチを楽しみました。この時もお供はシャブリ。一言に「シャブリ」と言っても味わいも楽しみ方も様々です。皆さんの楽しみ方を探してみてはいかがですか?
この記事を書いた人
幡野
Cave de Relax 管理部 兼 オンラインストアリーダー
- 好きなワイン:旨味を感じるロゼワイン
- 最近美味しかったワイン:カンティーナ・ライナ ラ・ペスキエラ・ディ・パチーノ IGT ロザート 2020(イタリア・ウンブリア州のロゼ)
- 行ってみたいワイナリー:ドメーヌ テッタ(岡山)、オーストラリアのマーガレットリヴァー
- 好きなもの:飛行機、一人旅、天気の良い日に昼から飲む泡もの
CASE 02
2019年は、いったいなぜ?
WEBチーム graphic designer | わいじょりーな
こんにちは。お変わりありませんか?
私は最近、健康診断を受けました。数年前の健診で、ガンを見つけてもらい命拾いしたので、定期的な健診の大切さは身に染みています。「ワインのある楽しい生活」も、健康であればこそ。皆様もご家族様もお忘れなく♪
さて今回は、ウィリアム・フェーブルのシャブリ、2019VTをご紹介します。
シャブリの当たり年と言われる2019年
当たり年を調べるのに役立つヴィンテージチャート。私は、ファインズのヴィンテージチャートを参照しています。※ 参考: https://www.fwines.co.jp/knowledge/vintage.html
2019年のブルゴーニュのブドウ収穫量は平年比-19%と少ないながらも、衛生状態の良いブドウを収穫することが出来たそうです。これは夏シーズンの猛暑そして収穫時まで続いた干ばつによって、湿度が低く保たれ病気の発生が抑えられたからだとか。
関係各所からのコメント
このワインは、一級畑プルミエ・クリュの隣畑で育てたブドウが使われているそうです。
当たり年と言うだけあって「2019年は驚くほどバランスのとれたヴィンテージ。ブドウの熟度が高い上に酸の値も素晴らしい。」と生産者も太鼓判。
インポーターさん(ファインズ)も「ワンランク上の気品がある」と絶賛されています。
こちらをお飲みになるのもお忘れなく♪
この記事を書いた人
わいじょりーな
WEBチーム
graphic designer
- 好きなワイン:アイ村のシャンパーニュ
- 最近美味しかったワイン:平川ワイナリー セレーヌ テール・ド・ヨイチ 2019
- 好きな自社商品:RMシャンパーニュセット 、ブルゴーニュ バリューパック
- 行ってみたいワイナリー:ボデガス・プロトス
- 好きなもの:韓国ドラマ
CASE 03
シャブリといえば・・・
統括マネージャー | 人見
知っている白ワインといえば、という質問をしておそらく5番目くらいまでには出てくるであろう、人気、実力、知名度を兼ね備えたワイン、それがシャブリですよね。今回はそのシャブリの中でも有名生産者といえば、という質問でおそらく5番以内には出てくるであろう生産者、ウィリアムフェーブルのワインです。
ウィリアム・フェーブルといえば親も同然!
長年ワイン業界にいますが、いつ何時のんでも、常に安定してこちらの期待にしっかり応えてくれるウィリアム・フェーブル。まだ駆け出しの頃から、何年も経った今でもずーっと、ずーーっと傍にいてくれるウィリアム・フェーブルは私にとっては親も同然です。
そんなワインがこの価格で!
ワインを飲んでいて、シャブリを飲んだことがないという方はおそらくいないのではないでしょうか。それくらいメジャーな存在です。ブルゴーニュワインの高騰が叫ばれる昨今、ギリギリまだ踏みとどまっていて、さらにハイクオリティなもの、それがシャブリでしょう。
ソーヴィニヨンブラン、ピノノワール、シャンパーニュグラス
まずコルクをあけて、その香りをかぐとフレッシュな青りんごそのもの。この香りを一番きれいに表現してくれるグラスはどれでしょうか?私の予想ではシャンパーニュグラスが良いのではないかなと。
今回はピノノワールグラスでした
ソーヴィニヨングラスはかなり外れでした。香りも味も抜けた印象。
シャンパーニュグラスもよかったのですが、少し苦味が強く出てしまいました。
ピノノワールグラスは、青りんごの香りプラス赤りんごのニュアンスもでてきて、味わいにも集中力が程よく出て今回のベストマッチグラスに選ばれました。お試しあれ。
禁断の楽しみ方、、、ご紹介します
なんとなくですが、ワインに何かを足して飲むことは邪道!という雰囲気が一部界隈でありますが、楽しみ方は飲み手の自由です。私は普段やりませんが、炭酸水で割って飲むと、不思議なことにやっぱりシャンパーニュグラスが一番バランスとれました。アルコールに弱い方、夏の暑いときなどにおすすめの飲み方です。
この記事を書いた人
人見
統括マネージャー
- 好きなワイン:普段は飲み疲れない優しいワイン、たまに飲むなら華やかで魅惑的なワイン
- 最近美味しかったワイン:日本の冷涼系ワイン、結構どれも美味しいです
- 行ってみたい場所:タスマニア島、ワイナリーも含めて自然を満喫したい
- 好きなこと:料理、旅行
CASE 04
ひと昔前のシャブリとは異なるのか。
the cellar online store ストアマネージャー | 本名
第9回の今回はベタ中のベタ「シャブリ」です。
近年のシャブリって皆様飲まれましたか?
温暖化の影響が強く、ひと昔の冷涼でパキっとしてシャープなイメージとは裏腹に、たっぷりとした果実味が出てきています。ざっくり言うと、数年前のブルゴーニュブランのような味わいとなっています。
シャブリ=牡蠣でしょ?みたいなイメージがある方もいらっしゃると思いますので、近年の味わいが果たしてそういった海鮮に合うのか。を検証したいと思います。
夏だ!シャブリだ!BBQだ!
シャブリは外に持ち出してみました。もう、ベタに。
撮影スポット兼、この日のキャンプ場は、千葉県の東京湾が見下ろせる場所。
本当は燦燦と輝く太陽の下で撮りたかったのですが、何とか雨が降らなかったというグズついた天気でした。んー、これは映えないぞ。笑
別に、コップでもいいんです。
はい、ただグラスを忘れただけです。
しかし、コップしかないのでクーラーボックスでガンガンに冷やしたシャブリをコップでグイっとやります。あれ、これ、予想以上にいいぞ?
外でグビグビ飲む分にはコップでも全く問題ないことが分かりました。これはいい発見をしました。
さて、海鮮と合わせてみましょう。
今回海沿いの魚屋で購入したのは「金目鯛」「いさき」「牡蠣」「はまぐり」です。 美味そうに取れなかったのが残念ですが、とても美味しそうです。
金目鯛は刺身とあら汁に、いさきは塩焼き、牡蠣とはまぐりは炭でじっくり焼きます。
写真がキマラナイ・・・
特に18年頃からたっぷりとした果実感となったイメージのシャブリ。私は正直海鮮には合わないと思っていました。
何なら以前からシャブリと海鮮はイマイチな組み合わせだと思っておりました。 しかし、どうでしょうか。これはもしかするとコップ効果もあるのかも知れませんが、全く臭みや嫌なニュアンスを感じず、素直にどちらの味わいも感じることができました。
仄かに塩味を感じるシャブリが、海の味わいを邪魔しません。 ただ、一つ言えることは味付けは塩に限ります。お刺身も塩で合わせてみてください。 やったことがあるかたが多いかと思いますが、世界が変わります。ぜひ一度お試しください。
結局1本空けてしまう。
一つ言えることは、思いのほか良い意味でさらっと飲めました。 もっと味わって、頭を悩ませながら飲むのかなぁと思っていました。気楽に飲めてしまったのは驚きです。
そのせいか、酔っていたからなのか、撮れ高がイマイチだったからなのか、写真をあまり残しておらず、ふわっとしたブログとなってしまったこと、ここにお詫びいたします。
上手いことまとめようとするならば、「ワイン屋もプライベートでは、そこまで難しいこと考えて飲んでいません。」でいいでしょうかね。
今回は。
この記事を書いた人
本名
the cellar online store
ストアマネージャー
- 好きなワイン:立体的なワイン
- 最近の趣味:キャンプ、サウナイキタイ、ハイボール飲み比べ
- 好きな食べ物:麻婆豆腐、カレー、アジア料理全般
- 出身地:東トウキョウ
- 休肝日:月1あるかないか
CASE 05
「きいろ」があればうまくいく。
— シャブリのハナシ —
web designer | ITO
梅雨ですね。
自宅で仕事をしている私の目の前では、本日しとしとと、雨の雫が窓をつたう光景が、丸一日続いています。
さて、唐突ですがこれからシャブリをゆるく褒めちぎります。シャブリ協会(←そんなんあります?)から1文ももらわずに…笑。とにかく「シャブリが好き」ということが言いたいわけで。
シャブリを飲むつもりじゃなかった日のハナシ
| シャブリの使い勝手の良さを褒めたい。
それは大雨の日の夕方のこと。雨の中、買い物に行く精神力皆無のため、夫へLINEで、仕事帰りにお惣菜を買ってきてもらうようにお願いしました。で、買ってきたのは背徳感満載の「揚げ物 」。
私「あれえ?ビールは?」
夫「あ…。家にあると思った」
揚げ物をお水で頂くのもな…とセラーを物色し、選んだのが「ウィリアム・フェーヴル シャブリ 2019」
「きいろ」があれば、大体うまくいく。
冷蔵庫にずらりと残った一貫性のない食品群の中から、手に取ったのは、先週使われずに残ったレモン。
「ビールに揚げ物」の予定が、雨のおかげで「シャブリにカラマリ」へアップグレード。(アップグレードという書き方は、ビールと揚げ物に特大失礼。だけど他に言葉が見つからず…。)
レモンの鮮やかな「きいろ」の魔法と、シャブリの使い勝手の良さ、汎用性の高さにあっぱれです。
雨のち、晴れたので。
| シャブリのコスパの良さを褒めたい。
全然関係ないですが、雨の曲と言えば・・・
Mr.Children / 雨のち晴れ、King Gnu / 傘、大橋トリオ / 赤い傘、小泉今日子先輩、カーペンターズ、エンヤ…色々浮かびます。(このblog読んでくださってる方々の雨の曲はなんだろう…なんて。)
話を戻しまして、
晴天の翌日、空っぽの冷蔵庫を充たすべくスーパーへ。
続・「きいろ」があれば、やっぱりうまくいく。
このシャブリにコミットすべく、サバ缶、レモン(…またレモン)、ムール貝等、無意識のうちに「きいろ」多めの食材調達となりました。
蒸したムール貝を、むしゃむしゃ食べ、お出汁にパンをしみしみして、シャブリを頂く。お好みで鮮やかな「きいろ」のオリーブオイルをかけたりして、なんとも幸せな口福時間となりました。
抜栓二日目にも、ぐいぐい美味しさを出してくる、シャブリのコスパの良さときたら…お見事!です。
溢れる「きいろ」愛。
| シャブリのお得感を褒めたい。
白ワインの好みは、キリッとしまった酸が好きな人もいれば、少し落ち着いた酸が好みな人も。私はどちらかと言うと後者です。シャブリのお手本の様な「ウィリアム・フェーヴル シャブリ 2019」は、1日目にはキリリとした酸があって、2日目には、まさに私好みのこなれたまろやかな酸を愉しめました。
1本で2度美味しいお得感、尊い。「シャブリ」様。
いや、「ウィリアム・フェーヴル」様。かな。
終盤、余韻に不思議とメレンゲを焦がしたレモンパイのような風味を感じたので、デセールは塩をきかせたレモンとハチミツ(これまた黄色)のトーストピザで締めましたとさ。
#ワインのある暮らし シャブリ編 は
「きいろ」があれば大体うまくいく。(持論 笑)
でした。
この記事を書いた人
いとう
web designer
- 好きなワイン:好きな人と飲むワイン
- 最近美味しかったワイン:DuMOL/Lia,Pisoni
- 行ってみたいワイナリー:アルゼンチン/Zuccardi
- 好きなもの:旅
CASE 06
あれこれ迷って…
Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ | 小山田
なんだか気ぜわしく日々が過ぎてゆくなか、ベランダのサンジョベーゼは・・・
そんな気ぜわしさとは無関係に小さな小さな花を咲かせ、無事結実しました。特段何をしたわけでもありませんが、なかなかよい感じにまとまっています。
5月はらしくないお天気が続きましたが、順調、順調、です。
さて休日のお楽しみ。晩御飯の買い物前、気持ちの良い夕暮れ時にまずは一杯。ワインはドメーヌ ウィリアム フェーヴルのシャブリ 2019です。グラスに注いだとたんにふわりと広がる艶やかな香り。クラスを超えた奥行きと目の詰まった味わい。さすがはウィリアム フェーヴルと思わず唸ってしまう、シャブリに期待する要素が過不足無く凝縮された完璧なシャブリです。
この完璧なシャブリっぷりに何を合わせようかあれこれ迷ったのですが、迷ったあげく我が家の十八番、焼き餃子を合わせてみよう!と言う結論に至りました。
餃子の餡は脂身少な目の挽肉とキャベツいっぱいニラはほどほど、生姜をアクセントに下味はシンプルに潔く。 よく混ぜた餡をやや小ぶりの一口サイズに包みます。
表面はカリッと中の餡はジューシーに焼きあがった餃子と、キリリと冷えたシャブリらしさを絵に描いたような「完璧」なシャブリ。餃子の旨味をこれでもかと引き立てる、硬質に潔くギュッと凝縮された果実味と繊細に調和するフレッシュハーブのアクセントは、延々と餃子を食べ続けられるんじゃないかという錯覚に陥るほどのマリアージュでした。
シャブリを飲みたい気分に完璧に応えてくれるウィリアム フェーヴルのシャブリと餃子のマリアージュ、おすすめです。 つぎは、水餃子と、ですね。
この記事を書いた人
小山田
Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ
- 好きなワイン:一日の終わりにほっと一息ついて飲むワイン
- 最近印象に残ったワイン:ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス ボーヌ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェズュ 1999
- 行ってみたいワイナリー:シャトー コスデストゥルネル
- 趣味:旅行、山登り
- 好きなこと:献立をあれこれ考えながらの買い物と晩ご飯をつくること
CASE 07
「牡蛎といえば○○」という慣用句。
スタッフ | 吉川
今回の一本、ウィリアムフェーブルにはちょっとした思い入れがあります。 今年の正月、妻の地元帰省についていったときのこと。 妻の実家が兵庫の瀬戸内海近くにあり、親戚のおじさんが牡蛎を安く仕入れてくるので「牡蛎に合わせてワインを持ってきてくれ」とオーダーがあったのです。 親戚の間ではいつのまにか「ソムリエの旦那」というイメージがついているそうで、ずいぶん悩みました。
泡か、白か。
「牡蛎といえばシャブリ」というのもなんだかつまらない(?)
(でも、実際持っていって飲むのは60代以降の方たちばかりだし、「牡蛎といえばシャブリ」というイメージがあるだろうから、期待通りシャブリを持っていくか。 こんなところで奇をてらっても仕方がないしな。)と思いを巡らせ、このウィリアムフェーブルを用意したのでした。 実際行ってみると牡蛎を焼いてどんちゃんビールを飲みまくっていたのでシャブリを開けたのはかなり後になったからでした。
「シャブリといえば○○」←?
牡蛎はほとんど食べ終わり、親戚の方がおすそ分けで持ってきた手作りエビフライを食べるときに義父が「お、シャブリといえば、エビフライやな!!」 と言い、周りは大盛りあがり。え、そうなの?! 「シャブリといえば牡蛎」はもう慣用句的なものになっていると思っていたけれど、「シャブリといえばエビフライ」「シャブリといえば○○」←むしろ大喜利みたいになってる。もはやなんでもいいのでは。
カンパチ!
スーパーを物色しているとカンパチが目に留まりました。
なぜかというと半額シールが貼ってあったからです。(I am 半額ハンターおじさん)
柵で買って、三切れを刺身に。うまい。
そして残りはステーキに。
バターで低温じっくり。白ワインとレモン、粒マスタードでソースを作ります。
これもまためちゃうまでした。
ペアリングもなにも考えていませんでしたが、バターレモンの絶妙な軽さと辛口のシャブリ、いい感じです。
本棚を眺めながら飲むのが好きです。
ワイン終盤、おなかもいっぱいになったころに本棚に移動します。
わたしはワインを立ち飲みしながら本棚をぼーっと眺めるのが好きなんですが、今回はこの子にしました。
小川糸さんの「食堂かたつむり」です。
映画化もされていて柴咲コウさんが主演を務めています。
毎日何気なく食べている食事に思わず感謝したくなるような、それでいて心は安らぐような癒し系ストーリーです。
シャブリを飲み干したころには活字がぼやけてきました。目の焦点が合っていないようです。 牡蛎と合わせるために持っていったシャブリをエビフライで合わせていた義父の笑顔を思い出しながら眠りにつきました。
この記事を書いた人
吉川
スタッフ
- 好きなワイン:胃にやさしい淡い色味のワイン
- 好きなウイスキー:ラフロイグ、アードベッグ
- 好きなビール:BREW DOG PANK IPA
- 趣味:飲み歩き、チェアリング、読書
CASE 08
島の鯛と柑橘を味わい尽くす。
スタッフ | 山本
皆さん、如何お過ごしでしょうか?
山本家は瀬戸内海に浮かぶ、しまなみ海道沿いの大三島に移住して1ヶ月が経過しました。 見たことのない虫との戦いの日々ですが(涙)、自転車で5分行けば、冒頭写真のような、海に沈む太陽をぼーっと見ながらマジックアワーを堪能できます。
さて、今回はシャブリ!ということで、瀬戸内海の鯛と柑橘で愉しもうと思います!
島の人間は柑橘を買わない。
こっちに来て色んな人に言われた言葉です。最初は「うそ~!?」と驚いたのですが、本当にその通り。今、わが家には頂き物の甘夏、八朔、だいだい、レモンがみかん箱2個分あります。何てったって大量!
大量なので全部の写真は撮れないのですが、一部はこちら。無農薬なので皮が一部黒ずんでたりしますが、味は美味しいし皮まで安心して使えます!
柑橘をふんだんに使ったキャロットラペと共に。
気温が上がって汗ばむくらいのこの季節。暑くても湿気はそこまで高くない。そんな季節にシャブリは最高ですね!ウィリアム フェーブルは好きで、よく買う生産者の一つです!
まずは、頂き物の甘夏、だいだい、レモンをふんだんに使って、ローストしたアーモンドとメープルシロップで甘味をプラスしたキャロットラペと共に。
シャブリのフレッシュ感、レモンやライムといった柑橘の風味が相乗効果となって、文句なしの合わせ方!
季節の鯛もオーブンでローストして。
「腐っても鯛」と言いますが、今の季節、鯛がお安く手に入って、しかも美味しいですよね。多めに仕入れて、2匹をオーブン焼きに。家の前に生えているローズマリー、オリーブオイル(ちょっとだけガーリックオイルも足して)、塩、それに頂いたジャガイモも一緒にローストしました。
こちらのシャブリ、果実味と酸味のバランスがとても良く、味わいもしっかりしているので、オイルを足したお魚とも相性がいいです。個人的には鯛の旨味を吸ったジャガイモが大好きで、シャブリとも合うし、エンドレスに食べてしまうのでした。
翌日のお楽しみもあるのです。
多めに鯛を仕入れたので、初日にお刺身で食べた鯛の残りの柵をとろろ昆布締めにしていました。で、翌日、その鯛に柑橘塩を振って、シャブリと合わせることに。昆布でマイルドになった鯛に柑橘の風味が乗って絶品です。是非試して頂きたい!
そして、シャブリ。ミネラル感が感じられるので、間違いないのです。鯛と柑橘とシャブリ。。。島の贅沢です。
おまけ:贅沢ゼリーをデザートに。
何せ大量にある甘夏。せっせと果汁を絞り、果実を取り出し、他に何も加えないゼリーを作りました。500mlの果汁+果実で7個の甘夏を使ってます。市販ではできないと思うので、勝手に島の贅沢ゼリーと名付けました。苦笑
甘味を足したい時はゼリーに蜂蜜をかけて食べてます。食後のデザートも柑橘で〆てみました。
どなたか柑橘大量使いのアイディアあれば、教えて下さ~い!
この記事を書いた人
山本
スタッフ
- 好きなワイン:骨格がありつつ線が細い赤と白&華やかで余韻の長いシャンパーニュ
- 最近美味しかったワイン:Evening Land, Hirsch
- 行ってみたいワイナリー:シャンパーニュ地方をしっかり周ってみたい
- 好きなもの:旅行、飲んだり食べたり、読書、映画、わんこ
CASE09
和食とのペアリング
スタッフ | 松沢
ワインと和食のペアリングについてはもう定番といえるレベルで浸透してきていると思います。 でも私自身、和食とワインをペアリングする機会が今まで殆どありませんでした。すみません!
今回のテーマはシャブリという事で試さないわけにはいきません。
シャブリと合わせるお料理
シャブリと言えば辛口白ワインの代名詞的な存在ですね。 すでに和食に合う白ワインとして認知されています。
特に生牡蠣と相性が良いことで有名ですね。
生牡蠣はさすがに松沢も試したことがありますし、万が一お腹壊したら嫌なので、今回は火を通したお料理にすることにしました。
大人なペアリング
というわけで、今回合わせるお料理は…「鰻の白焼き」です。
鰻の白焼きとシャブリのペアリングも有名ですが、私は鰻の白焼き食べたことないんです。 鰻の白焼きって大人な感じしますよね。せっかくシャブリとのペアリングなので、 今回は奮発して百貨店の鰻屋さんに白焼きを買いに行きました。
うなぎの温め方
鰻屋さんに鰻の温め方を教わりました!
鰻は深めのお皿に入れ、日本酒または料理酒を大匙一杯程度入れラップをし、レンチンすると良いのだそうです。
今回はシャブリとのペアリングなので、シャブリを大匙1杯でレンチンしてみました。 鰻屋さん。言うとおりにやらずすみません。
いい香り
温め終わった鰻は本当にいい香りでした!
鰻の香りっていい香りなんですね。
たれが付いていると鰻本来の香りは分かりづらいので、今回は発見でした。
実食!
絵面がすごく大人な感じしますね!
まずはワインを一口。
グレープフルーツやレモン、白いお花、ミネラルのニュアンスが感じられ、これぞシャブリと言った感じです。シャブリってニュートラルなものも多くありますがこちらはグラスに注いですぐに香りが開いています。
口に含むとしっかりとした酸と成熟した果実味が感じられます。
かといって主張が強すぎることはなく、今回のような繊細なお料理にもしっかりと寄り添ってくれます。
白焼きはワインと合わせることで素材の甘みがさらに感じられ、非常に良いペアリングです。
繊細で上品で大人な感じのペアリングでした。
この記事を書いた人
松沢
スタッフ
- 好きなワイン:きれいな酸がありつつ果実味も共存したワイン
- 最近美味しかったワイン:ハインリッヒ ブラウフレンキッシュ
- 行ってみたいワイン産地:ボルドー、トスカーナ
- 好きなもの:知らない道を歩くこと
CASE 10
思えば心潤うワイン
スタッフ | 菅原
今回のテーマはシャブリ。夏にシャブリ。梅干しを見ていると酸っぱい気がしてくるように(?)、暑い日でもシャブリの透明感ある味わいを思い出すとなんだか涼しい心地になってきます。肝心のワインは押しも押されもせぬシャブリの大家、ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴルの1本。
今日もおうちワイン…番外編!
他スタッフのようなオシャレなテーブルや美しい景色の写真はほぼ登場しない、なんとも地味な当ブログ。今回もぶれずにフツウの食卓の様子をお届けします。
ちょっとだけ違うのは、帰省して母の手料理とあわせてみること。なお、母からは「撮影するなら先に言って!」とクレームを頂戴しました。ごめんなさい。
家族みんなでいただきます
ワイン屋というとつい抜栓を任されがちですが、今日は父に頑張ってもらいました。昔からおおいに食べおおいに飲む一家です。
居酒屋のごとく次々と現れるおつまみ。冷やしトマト&もずく、肉巻きアスパラ、レモンのきいた焼きキャベツ、さっぱりタレのカツオのたたき…。
まずはワインをひとくち。
温暖化の影響からか、最近のシャブリは果実味たっぷりでボリューミーなタイプが増えました。こちらのシャブリはリンゴのような清々しいフルーツの香りにほっとするような素直な果実味が美味しい。ただ、もったりとしていわけではなく、すっと綺麗な酸や優しいミネラルを思わせる味わいも楽しめます。
今日のMVPは?
さすがはフェーヴルのシャブリ、バランスの良い味わいで、どのおつまみとも寄り添ってくれます。買うのが難しくなくって、お値段も比較的手が届きやすい。こういうワインって嬉しいですよね。 しかしながら今回一番あわせて楽しかったのは、意外にも、カレーの風味をきかせた海老と茄子の南蛮漬けでした。カレーにシャブリ??
まちがいのない1本。
海老の独特の風味とシャブリが持つ果実の甘味・旨味を、カレーの香りが調和してくれますし、綺麗な酸味で口の中がさっぱりするのも良い感じです。意外な相性に家族三人、思わず黙々とワインを飲み南蛮漬けを食べ…箸が止まりませんでした。
ようやくお出かけもしやすくなってきたこの頃。間違いない1本をお供に、誰かとご飯を楽しんでみませんか?
(後ろに映っているのは虎ノ門本店前にあるブドウの木。すくすくと実が育って可愛いです!)
この記事を書いた人
菅原
スタッフ
- 好きなワイン:ドゥーツ ブランドブラン ブリュットヴィンテージ
- 最近美味しかったワイン:キザン スパークリング トラディショナル ブリュット
- 行ってみたいワイナリー:ニュージーランドのワイナリーをめぐりたい
- 好きなもの:ラグビー(2019RWC スタジアムで観戦しました!)
CASE 11
困ったら老舗、やっぱり老舗、納得の品質感!
代表取締役 社長 | 笠原
皆さん、「老舗」っていう言葉を聞いたらどんなイメージを持ちますか?
歴史、伝統がありそう、頑固オヤジが居そう、色々な言葉や表現が出てくると思います。さて今日はフランスの有名ワイン産地であるシャブリ地区の老舗、ウィリアム・フェーブルが登場。
あ、これこれ、で括り切れないシャブリの醍醐味が口の中に広がります!
シャブリの特徴を凄く端的に表現すると、フレッシュな酸とミネラル質、そして柑橘系の果実味。ウィリアム・フェーブルのワインは正にこんなシャブリの代表格とも言えるワイン。
「老舗」でもありますが、一早く自然環境に配慮した農法に切り替える等、時代が求める変化にも対応しています。
虎ノ門の老舗と言えば、大阪屋砂場でしょうか
冒頭から老舗、というワードが出ているので、少し脱線しまして、虎ノ門地区の「老舗」のお蕎麦屋さんをご紹介。創業はなんと明治5年だそうです!昨年はお店の前の道路拡張に伴うお店のセットバック工事とリニューアルの為、弊社虎ノ門本店の目の前で仮店舗営業されていました。いつも近隣のワーカーの方で賑わっています。
ソワフ、渇きを癒して仲間と一緒に楽しむワイン
政府や自治体からの行動制限が解除されて、友達や知り合いと会う機会も徐々に増えてきました。そんな再開をこのワインと一緒に楽しみたいですね。最近雨続きですが、晴れた日に外で話ながらゆっくりとグラスを傾けてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
笠原
代表取締役社長
- 好きなお酒:風の森、VOTANO WINE
- 最近美味しかったワイン:メゾン・ルロワ ムルソー・ペリエ―ル2012
- 行ってみたいワイナリー:農楽蔵
- 好きな事:スニーカー探し
- ※ ATMOSが400億円でフットロッカーに買収されてビックリしました!
CASE 12
休みの日の検証
the cellar online store スタッフ | YOSHINAGA
前回のボルドーに続いて今回もフランス、白ワインの銘醸地で知られるシャブリです。 「シャブリ=カキ」に倣って殻ごとカキでも買ってきて剥こうかな…などと考えもしましたが捻りがないので何か別のものを探しましょう…。
シャブリといえば…
そもそも「シャブリ=カキ」は何故なんだという話ですが、「シャブリの土壌が貝殻を多く含んだ土壌だから」や「ワインの酸味がカキの生臭さを消す」等々。
個人的には生カキにかけるレモンの果汁が一層酸と酸のテンションが調和させて美味しくなるんじゃなかろうかという意見です。
じゃあレモンの酸がある料理ならどうなのかということで。
最近よく見るYoutubeチャンネルでレモンクリームのスパゲティをやっていたのでまずはそちらにチャレンジ。(ちなみにチャンネル名は「小倉知己のイタリアンプロ養成講座」)有名シェフの教えが無料で観れるなんてすごい時代です。
一見すると具無しパスタのようですがれっきとしたレモンクリームのスパゲティです。 味はというとレモンの爽やかさと乳製品のコクがいい塩梅で両立していてとても美味しい!何度かレモンクリームは作ったことがありますが今回のが一番良くできた気がします。 ワインとの相性はこちらもいい感じにハマってガッツポーズです。チーズと生クリームがどうかなーという感じでしたが全然ありです!
たまにはグラスで飲み比べでも
左から
- ラディコングラス
- <リーデル・ヴェリタス>シャンパーニュ・ワイン・グラス
- <リーデル・オー>ヴィオニエ・シャルドネ
こうしてみると実験しているようで面白いですね…。 ラディコングラスだとボリュームは小さくなるけどバランスは○。ヴェリタスはこの中で一番香りがしっかり。オーは香りも味わいもバランス良く引き出してくれて1番しっくりきました。
温暖化が進んで昔ほど酸が出なくなったとはいえそこはシャブリ。 今度は別の柑橘系も試してみようかな。
この記事を書いた人
吉永
the cellar online store スタッフ
- 好きなワイン:ピノ・ノワール
- 記憶に残る1本:イタリアのパオロ・ヴォドピーヴェッツのヴィトフスカ 2011
- 好きなもの:カメラ、散歩
- 最近ハマっているもの:登山 山を下りた後の温泉とビールが最高です。