CASE 01
「山形×四川」 異色のマリアージュ
the cellar online store ストアマネージャー | 本名
突然ですが、私は辛くて痺れる食べ物が大好きです。でもそんな食べ物にワインって合いそうもないですよね。いつもはハイボールとか、レモンサワーでサラッと食べちゃいますが、今回のワインが決定したとき「これっきゃない」と思いました。 今回は週1で作っているのではないかという、我が家では定番の麻婆豆腐を合わせます。
さて、某料理の鉄人の麻婆豆腐の作り方をYOUTUBEで何度も見ましたが、実は必須調味料があります。それを本日は上野に仕入れにきました。
上野の地下に広がるアジア
ここに来られたことがある方はいらっしゃいますでしょうか? 階段を下った瞬間に鼻孔を突き抜ける何とも言えない食材の香り、ドリアンの独特な香り、スパイシーな香り・・・。 誰がどんな用途で使うのか全くわからない食材が所狭しと並んでおります。
とても気持ちの良い空間ではありませんが、なぜか旅行したような高揚感を感じる異国情緒あふれる地下街です。 (Wantedの如く佇むあひるのような白い鳥に、哀愁を感じます。)
これが必須調味料「郫県(ピーシェン)豆板醤」
ソラマメに大豆、米、大豆油、ごま油、塩、唐辛子などを加えて作られる醤で、このマメが旨味とコクを生み出します。
きっと売っているところはそこそこあると思うのですが、わざわざここに買いに来てしまうのはなんででしょうか笑 家庭に1瓶は欲しいですね。
ポイントはしっかりと火を入れること
ワインを紹介するブログのはずが、何かおかしな方向に言っているような気がしてきましたが、ここまで来てしまったので振り切ります。
ポイントとしては、多めの油とひき肉、にんにく、鷹の爪そして郫県豆板醤をしっかりと黒くなるくらいまで炒めます。 また、木綿豆腐を予め塩茹でします。
味もしみやすくなり、弾力が出るらしいです。だらだらと調理しているので、ワインがどんどんなくなります。
いよいよここでワイン登場!
さてお待たせいたしました。ようやっとワインが登場します。 我が家の照明がオレンジなせいも多少あるんですが、ピンクグレープフルーツのような色をしています。 この色から連想して、辛いものいけるでしょ!!となって今回試してみたという訳です。
ワインに辛いものって基本NGですが、このワインはとっても優しい。辛さも痺れも優しく包み込みます。そして、少し優しすぎるこの液体に、花椒のスッキリとしたフレーヴァーがアクセントになります。チャレンジした張本人ですが、思いの外マリアージュして驚きました。笑
ベリーA特有のキャンディ香も感じず、どんなお料理にも寄り添ってくれる親しみやすさがストロングポイント。
日本ワインに求めるものが揃っているような、そんなワインです。
この記事を書いた人
本名
the cellar online store
ストアマネージャー
- 好きなワイン:立体的なワイン
- 最近の趣味:キャンプ、サウナイキタイ、ハイボール飲み比べ
- 好きな食べ物:麻婆豆腐、カレー、アジア料理全般
- 出身地:東トウキョウ
- 休肝日:月1あるかないか
CASE 02
白やと思うてました。
WEBチーム graphic designer | わいじょりーな
注いでビックリ!「やー可愛い!」
とっても綺麗な琥珀色のワインが詰められていました。
テーブルが一気に華やかに。
この日は、「海老とほうれん草と卵のチーズグラタン」を作るつもりでいたのですが、子供たちに「肉が良い~」「肉肉肉肉肉!」と言われたので、急遽「豚肉の赤味噌漬け」に変更。 急だったので漬かっていません。お味噌を塗り付けた後、ソッコーで焼きに入ってます。でも気にしないです。だってお肉であることが重要なんですもの。 赤味噌のこんがりしたところと豚ロースの脂に、このワイン、よく合っていました。
日本ワインコラムでもご紹介。
こちらは当社発行の日本ワインコラム。 ライターは六本木店の山崎くん。 コラムの中で、代表の岸平典子さんの幼少期のエピソードが綴られているので、瓦版には女の子の挿絵を入れてみたんです。 すると「イラストが可愛い」とコメントをくださって! そんなところまで・・・嬉かったです。
日本を代表するヴィニュロンに「脱帽」「そこまでえぐりますか」と言わしめた誇り高き日本ワインコラムです。ぜひご覧ください。
チェイサーにはジンを。
自宅で飲む時は、チェイサーにビールかジンを用意します。 最近は、当社のザ・セラー虎ノ門ヒルズ店の近くにある蒸留所で購入した、その名も”虎ノ門ジン”を飲んでいます。
ラベンダーの香りがするんですよ。ほんのり。
新米とぬか漬け。
いつもぬか漬けに追われているのですが、新米の季節になると「ぬか床を手放さなくて良かった」と思います。
この日は、夕飯の後片付けをした後にも、人参をポリポリしながら、このワインを飲んでいました。 日本ワイン、ぐいぐいですね!
この記事を書いた人
わいじょりーな
WEBチーム
graphic designer
- 好きなワイン:アイ村のシャンパーニュ
- 最近美味しかったワイン:平川ワイナリー セレーヌ テール・ド・ヨイチ 2019
- 好きな自社商品:RMシャンパーニュセット 、ブルゴーニュ バリューパック
- 行ってみたいワイナリー:ボデガス・プロトス
- 好きなもの:韓国ドラマ
CASE 03
総菜パンの軽いランチに合わせて、じんわりと味わう旨味ワイン
代表取締役 社長 | 笠原
手土産ワインとしてはジョーカー的な、マスカットベーリーAで仕込まれた白ワイン。ワイン会とかでのちょっと変わり種に、そして食事にも幅広く合わせられるオールラウンダーなので、重宝します。
引っ越しは突然に!お土産は手軽に、ワインは万能ブラン・ド・ノワール。
突然ですが、最近実家が引っ越しをしました!今日はその「新しい」実家へワインと総菜パンを持って遊びに。弊社のTHE CELLAR 六本木店の近くにあるパン屋さんでまずは買い出し。
最近ハマっている総菜パンにカヌレを購入。この総菜パン、持っていくのも自宅で食べるのも◎、なにせカットするだけで、温めたりする事なく直ぐに食べれちゃいます。
ソムリエナイフが見当たらなくても大丈夫!
さて案の定、引っ越して未だ数日のリビングには物があちらこちらに散乱したまま…。でも今日の手土産なら、包丁とワイングラスとお皿があればOK、スクリューキャップなので直ぐに開けられます。
という事で早速乾杯!プロヴァンスのロゼとも違う、優しい旨味と綺麗な酸が総菜パンともよく合いますね。ソースのかかってない、簡単な味付けのお料理なら幅広く活躍出来る予感がするワインです。
身近に感じる?!日本ワインの魅力
私の両親にワインの説明をしても、基本的に何もリアクションが無いのが常ですが、「これ山形県上山市のワインなんだよね」と始めると、温泉地だよな?などと珍しく反応。
やっぱり産地へイメージが直ぐに沸く日本ワインだから、いつもよりワインが身近に感じてもらえているのかもしれませんね。
この記事を書いた人
笠原
代表取締役社長
- 好きなお酒:風の森、VOTANO WINE
- 最近美味しかったワイン:メゾン・ルロワ ムルソー・ペリエ―ル2012
- 行ってみたいワイナリー:農楽蔵
- 好きな事:スニーカー探し
- ※ ATMOSが400億円でフットロッカーに買収されてビックリしました!
CASE 04
造り手の顔が見えるワイン
the cellar online store スタッフ | YOSHINAGA
山形のワイナリーといえば真っ先に名が挙がるであろう、タケダワイナリー。 社長の岸平典子さんが語る「誠実さ」とは何なのか。ワインを飲みながら考えていきたいと思います。
ハイクオリティ・ハイコストパフォーマンス
タケダワイナリーのワインに総じて言えることですが、価格に対してのクオリティの高さが尋常じゃないということです。
それもそのはず、選果の時点で2割ほど捨ててしまうという徹底っぷり。当初は反対されたそうですが、選果したブドウのみで仕込んだワインを造って納得させたそうです。
ターニングポイントは
人生の転機となったのは兄・伸一さんの逝去。自分のやりたいことをやっていればいいのではなく、代表としてワイナリーをどう導いていくのか。岸平さんの考えも「継承されていく・消費者の顔を見たものづくり」といった方向へシフトしていきました。
歴史と進化
2020年に100周年を迎えたタケダワイナリー。山形、日本を牽引してきた存在ながらもその視線は謙虚に先を見据えています。
出来ることが増えてきたからこそ見えてきた課題。ブドウ栽培・ワイン造りを始めてたかだか100年と言い切ってしまうその姿勢、ただただ恐れ入ります…。
みかんの美味しい季節になりますね!
全くワインについて触れていませんでしたがこちらのキュヴェ、考えてみると今回初めてでした。
ベーリーAをブラン・ド・ノワールというスタイルで表現。甘やかな香りと淡い桜色、休日のお昼からのんびり飲めてしまう味わいです。
みかんと食べるなんてどうなんだと思いましたがそれも許容できるちょっと緩めな感じもたまりません。
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吉永
the cellar online store スタッフ
- 好きなワイン:ピノ・ノワール
- 記憶に残る1本:イタリアのパオロ・ヴォドピーヴェッツのヴィトフスカ 2011
- 好きなもの:カメラ、散歩
- 最近ハマっているもの:登山 山を下りた後の温泉とビールが最高です。
CASE 05
ずっと会えなかったワイン仲間と
~日曜日のBBQを愉しむ
web designer | ITO
以前より飲んでみたいワインでした。「見た目のインパクト」も然り、「黒葡萄で造ったブランドノワール」というところで、ちょっと気になる存在でした。
飲んだことがないワインだったので、ずっと会えなかったワイン仲間と 一緒に ” 愉しむ ”ことにしました。
” はじめましてのワイン” は、ワイン仲間とシェアが気分
「落ち着いたら会おうね」と何度も言い続けて、なかなか会えなかったワイン好き達のBBQにお誘い頂いたので、仲良く夫婦で参加することに。
晴れて良かった。
タケダワイナリー ブラン・ド・ノワール 樽熟成と、BBQに合いそうなワイン、手土産のおツマミ等々、リュックに入れて電車で都心から北へ。
11月、だんだん冷え込む日が増えましたが、この日は「秋晴れ」とはこのことよ、とばかりに温かい陽ざし。晴れて良かった!
ワイン仲間の反応はいかに
熱々の海鮮BBQに、冷えっ冷えのこのワイン がよく合いました。
グラスに注がれた色や、爽やかな味わいで、仲間たちの心を掴めたようです。(グラスの撮影を失念しており…ごめんなさい。)
品種など細かいことは伝えていなかったので、みんな「白い」ワインと思っていたところ、綺麗な「オレンジピンク」で「わー!」と反応は上々。
山形県産マスカット・ベリーA種100%の甘酸っぱい香りもあって、みんなスルスル飲んでいました。
#山形ワイン タケダワイナリーを私が好きな理由
私にとってこのワインが、なぜこんなにも肌馴染みがいいのか理由を考えてみました。それは飲んだ時の第一印象が、大好きな南仏プロヴァンスで飲んだ微発泡ワインを思い出したから。爽やかで、軽やかで、苦みもあって、本当に心地よくスーッと馴染むワインです。
タケダワイナリー 栽培醸造責任者兼社長の岸田典子さんもまたフランスが好きだそう。留学経験もあり、フランス映画が大好きとか。なんだか勝手に親近感を感じております。
親近感 ― これもまたひとつ、ワイン選びの理由ですね。
今回は、海鮮BBQに合わせましたが、他には、熱々のカキフライにレモンを絞った1品や、ウォッシュ系チーズとフルーツのおつまみ等も合いそう。
この記事を書いた人
いとう
web designer
- 好きなワイン:好きな人と飲むワイン
- 最近美味しかったワイン:DuMOL, Lia
- 行ってみたいワイナリー:アルゼンチン/Zuccardi
- 好きなもの:旅
CASE 06
これは白ワイン?最早カテゴリーは関係なく旨い1本
統括マネージャー | 人見
山形の自然いっぱいの中育ったブドウでつくられたこのワインは、都会の緑の中に佇んでも違和感なく、むしろ溶け込みます。
気取らない味わいはどこで飲んでもOK
ふくよかな果実の風味をもっているワインなので、明るいうちから外で飲んでも美味しさが損なわれず、むしろ溌溂としてワインも生き生きとしている?かもしれません。
とはいえ食事とともに飲みたいですよね
この日は少し冷えたので、牛すじを大根と玉子とともにコトコト煮込んだ牛すじ鍋と合わせました。しょうゆ味の鍋とほっこりした味わいと、懐の深いワインが味覚の深淵でがっちり握手する音が聞こえてくるような錯覚に陥りました。重症ですね。
こんな色しています
普通に考えてこれを白ワインと言うのは、ちょっと無理があるかなと思いますよね。普通の白ワインではなく、色がついている分、味わいに奥深さがあり、毎日のお食事にも無理なく合わせやすいと思います。
この記事を書いた人
人見
統括マネージャー
- 好きなワイン:普段は飲み疲れない優しいワイン、たまに飲むなら華やかで魅惑的なワイン
- 最近美味しかったワイン:日本の冷涼系ワイン、結構どれも美味しいです
- 行ってみたい場所:タスマニア島、ワイナリーも含めて自然を満喫したい
- 好きなこと:料理、旅行
CASE 07
小春日和の休日に、まずは昼下がりから...
Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ | 小山田
ベランダのレモンの鉢植えにアゲハ蝶が卵を産み付けて、やがて立派な青虫に成長しました。葉っぱを齧られる以外さほど害はないので(?)毎度ほったらかしです。
運がよければ羽化のシーンにも遭遇できます。
そんな青虫を横目にベランダの掃除をして、そのご褒美に昼間から...
子供のころ大好きだったサクマドロップを思い出す、甘く優しい香り
マスカットベーリーAのブラン ド ノワール。見た目を楽しみ、ノスタルジーをそそる香りを楽しみ…さくらんぼうの果実味とキレのあるミネラルの旨味、サクサクの飲み心地についついグラスが進んでしまいますが、晩御飯の分も残しておかなくちゃ、です。
イングリッシュマフィンにゴーダチーズをのせて、幸せな昼下がりを堪能しました。
日が暮れて、晩御飯。
晩御飯ではブルゴーニュグラスで。甘い香りにも、キレのある味わいにも、しっかりと目の詰まった密度があるので大きなグラスでも焦点の合ったおいしさを楽しめます。
ミネラル感にあふれたおいしさは、これからの季節の鍋料理と…おすすめです。
この記事を書いた人
小山田
Cave de Relax 虎ノ門本店スタッフ
- 好きなワイン:一日の終わりにほっと一息ついて飲むワイン
- 最近印象に残ったワイン:ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス ボーヌ グレーヴ ヴィーニュ ド ランファン ジェズュ 1999
- 行ってみたいワイナリー:シャトー コスデストゥルネル
- 趣味:旅行、山登り
- 好きなこと:献立をあれこれ考えながらの買い物と晩ご飯をつくること
CASE 08
琵琶湖 一人旅のお供
Cave de Relax 管理部 兼 オンラインストアリーダー| 幡野
最近、「仕事帰りに一人旅に出る」がマイブームになっています。
今回の目的地は日本一の湖「琵琶湖」です。海なのではないかと思うくらい広い湖のほとりで夕暮れからワインを片手に癒されてきました。
初日は前から泊まってみたかった某ホテルに宿泊。
琵琶湖大橋がすぐのところにあり、部屋のソファーに座りながら、ゆっくりしました。
「新・日本の街路樹百景」に選定されたメタセコイア並木
2日目はお天気にも恵まれ、湖西エリアをドライブ。海外にいるような感覚になる素敵な並木道で休憩。
りんごのジェラート
季節によってさまざまな作物を収穫できる施設があります。私が訪れた時はちょうどさつまいも狩りのシーズンでした。
ではそろそろこの日のメインイベント。
今夜のお宿は、琵琶湖湖畔の長浜にある旅館です。温泉でさっぱりした後に、お部屋のベランダでゼロ次会を始めます。
日没に間に合ってよかった~。
夕日に映えるこのサーモンピンク色。ほのかに感じる梅のような香りにフレッシュな果実味と酸味が印象的です。いつまでもこの景色を見ながら飲めてしまう最高の旅のお供でした。
この記事を書いた人
幡野
Cave de Relax 管理部 兼 オンラインストアリーダー
- 好きなワイン:旨味を感じるロゼワイン
- 最近美味しかったワイン:カンティーナ・ライナ ラ・ペスキエラ・ディ・パチーノ IGT ロザート 2020(イタリア・ウンブリア州のロゼ)
- 行ってみたいワイナリー:ドメーヌ テッタ(岡山)、オーストラリアのマーガレットリヴァー
- 好きなもの:飛行機、一人旅、天気の良い日に昼から飲む泡もの
CASE 09
シロとクロの間にある無限の可能性。
スタッフ | 山本
Blanc de Noirsという響きが好きです。
白でもあり、赤でもあり…その間に広がる色、香り、味わいはどれも幅広く、包容力がありますし、どっちの色にも染まらない自由な感じに憧れとか安堵みたいなものまで感じてみたり。
何だかワクワクするのです。
たまには少し下調べを。
このワインの品種であるマスカット・ベイリーAについて辞書で調べてみると、品種自体の汎用性の高さについて記載されているのみならず、このワインの生産者であるTakeda Wineryについても!
楽しみが膨らんで、思わず心の中で小躍りしてしまいます。
アペロは大事です。
ご飯が始まる前にちょっとしたおつまみとワインを愉しむアペロ。夫がまだお風呂にいる隙に、アペロタイムを満喫してしまおう!オレンジピンクの可愛らしい色、白いお花やベリーを思わせる甘やかな香り、口に含むと優しい酸味を感じるドライな仕上がり。
お漬物をポリポリしたあとにワインをクピ。お漬物の塩っぽさとも相性がよくて、これはエンドレスにいける!
もっと長くお風呂に入ってくれ!と思ってしまうのでした。
湯気がゆらゆら。お出汁にぷかぷか。
夫が郊外の畑を借りて作っている冬野菜の収穫が始まっています。その中に大量の大根が…とくれば、やはり、出汁の中で泳ぐおでんが食べたい!
地のもの同士だったり、同じ季節の食べ物は合うとはよく言ったもので、やはり日本ワインは和食との相性がいい!このワインは出汁との相性も最高です。熱い大根やこんにゃくをハフハフしながら食べた後に冷やしたワインを口に含むと、えも言えぬ満足感に満たされるのです。
宴もたけなわではございますが。
お鍋をつついていると会話が弾んで、夜も深けて。本当は我慢すべきなのでしょうが、最後にちょこっとだけ甘いものを。
チョコレートも小さな葉っぱの形をした日本製のものを選んで…抹茶味のチョコレートとこのワインも合うなぁと独りごちて、残りわずかとなったワインを最後まで満喫しました。
この記事を書いた人
山本
スタッフ
- 好きなワイン:骨格がありつつ線が細い赤と白&華やかで余韻の長いシャンパーニュ
- 最近美味しかったワイン:Evening Land, Hirsch
- 行ってみたいワイナリー:シャンパーニュ地方をしっかり周ってみたい
- 好きなもの:旅行、飲んだり食べたり、読書、映画、わんこ
CASE 10
マスカットベーリーAで作った白ワイン。
スタッフ | 菅原
どういうこと?と頭の上にはてなをたくさん浮かべつつ手に取りました。 何はともあれ、早速飲んでみたいと思うので、ワインのおともを用意しましょう。
用意するのは卵、かぼちゃ、きのこ、ベーコン、文庫本です。
…ん?文庫本?
定番のおつまみ!
具材を薄めに切り揃えたら耐熱皿に並べ、卵液を流し込みます。チーズ&マヨネーズをのせたらオーブンへ。
我が家ではオープンオムレツが定番のおつまみですが、今日は卵液にお出汁を加え、マヨには少し味噌を混ぜました。せっかく美味しい日本のワインをいただくので和風に!
さて、オムレツが焼けるまでしばし休憩。
ここで文庫本の登場です。今日のおともはワインと同じ山形出身の作家、藤沢周平氏の『漆の実のみのる国』 山形の名君、上杉鷹山が藩政改革に挑む物語です。
長く苦しい戦いの物語ですが、未来への希望を予感させる爽やかな読後感。
オーブンからチーズの焦げる良い匂いが…
数々の困難に立ち向かう鷹山の姿には、先人達の仕事を受け継ぎより良いかたちで結実させようと日々奮闘しておられる、ブドウ農家さんやワイナリーの方々が重なりますね。
本を片手にそんなことを考えていたら、オーブンからなんとも美味しそうな匂いが。
こうなると食いしん坊はじっとしていられません!(笑)
ロゼ?いや、白ワインです!
綺麗なオレンジとピンクの色合い!ベリーやナッツの香りにゆったり優しい果実味と酸味。つるりと飲めるのにほのかなタンニンとほろ苦さもあり、これは食欲が刺激されます。味噌の旨味にもマッチ!穏やかな酸味は卵とかぼちゃの甘味をうまく調和させてくれます。
一風変わって見えて、ふだんのおかずにも気負わずあわせられるフレンドリーなワインでした。なんといっても2019年は気楽なスクリューキャップ。難しいことは抜きに、ぜひ一度飲んでみてください!
この記事を書いた人
菅原
スタッフ
- 好きなワイン:ドゥーツ ブランドブラン ブリュットヴィンテージ
- 最近美味しかったワイン:キザン スパークリング トラディショナル ブリュット
- 行ってみたいワイナリー:ニュージーランドのワイナリーをめぐりたい
- 好きなもの:ラグビー(2019RWC スタジアムで観戦しました!)
CASE 11
二つの顔
スタッフ | 土屋
今回のワインはタケダワイナリーブランドブラン樽熟成。明るい白地になんだか味のある黒の字体が映えるお洒落なラベル。
思わず机のファイル類をどかして飾ってしまいました笑
早く飲みたい!
待ちに待った
夕飯の支度が出来たのでさっそくワインを開けていきます。
パキッ、クルクルッ。
一刻も早く飲みたいこんな時、キャップ式は楽でいいですね。注いでいきます。
とポポポ…
鰹とともに
写真からもお分かりかと思いますが、見事なまでの琥珀色です(笑)。ただこれはオレンジワインではなくマスカットベーリーAからつくられた白ワイン、なのだそうです。白と言って注げば、サプライズになる事間違いなしです。
ワインのお供は楽しみにとっておいた藁焼きカツオたたき。冷えたワインは藁焼きで付いた香ばしい香りと合う気持ちの良い酸味があります。その後少し常温に戻った後に飲んでみると程よく優しい渋みも加わり、なんとも心地よい味わいでした。
お肉とも
また別の日、この日は豚生姜焼きとグリルチキントマトソース掛けと野菜炒めと。どの具材ともいがみ合うことなく自然に合いました。品種が黒ブドウであるので、常温で飲むと程よい渋みが特にトマトソースといい相性していました。
冷えているときの白らしい顔と、常温時のオレンジワインのような顔。
時間差で二つの顔を楽しめるのもこのワインの魅力ですね。
この記事を書いた人
土屋
スタッフ
- 好きなワイン:華やかで果実味が凝縮したワイン
- 最近飲んで美味しかったワイン:サン・マルツァーノ コレッツィオーネ・チンクアンタ +4 NV
- ワインと合わせて食べたいもの:ダークチョコ 燻製もの
- 最近ハマっていること:行ったことがない街の散策、コーヒー巡り
CASE12
マスカット・ベーリー・Aの新たな可能性!
スタッフ | 稲岡
タケダワイナリー ブラン・ド・ノワール樽熟成はマスカット・ベーリー・Aを白ワインスタイルで造るという型破りなワイン。日本ワインは和食に合わせるというのが鉄板かもしれませんが、このワインなら斬新なペアリングの新たな可能性が期待出来そうです。
まずはじっくりワインに向き合ってみました
外観はオレンジがかったサーモンピンク。チェリーや桜桃、ピンクグレープフルーツのフレッシュな果実と柑橘系の花の香りに、シナモンやクローヴの樽由来の香りが調和しています。味わいは、キレイな酸とピュアなフルーツが第一印象で、タンニン由来のフェノリック・ビターがワインに奥ゆきを与えています。
テイクアウトしたタイ料理とのペアリング実験
ワインの味わいでもう一つポイントとなっていたのが、果実由来のやさしい甘味。少しピリ辛の料理にも合うかもしれないと思い、今回合わせる料理はタイ料理をチョイス。エビのニンニク炒め、カオマンガイ、パッタイ、青パパイヤサラダをテイクアウトしました。
クンニム・ガティアム × ブラン・ド・ノワール
まるごと食べられるソフトシェルシュリンプをのニンニク炒め「クンニム・ガティアム」。白ワインのようなフレッシュさを持ちあわえているブラン・ド・ノワールは、魚介料理との相性抜群です。
またフルーツ由来の甘味とニンニクのピリ辛の組み合わせも見事にマッチしました。
カオマンガイ × ブランド・ド・ノワール
ご飯の上にゆでた鶏をのせて、辛みそソースで頂く「カオマンガイ」。黒ブドウのマスカット・ベーリー・Aから造られていて、樽熟成をしているブラン・ド・ノワールはしっかりと厚みがあり、ホワイトミートとの相性も間違いありません。こちらの組み合わせもとてもおいしく頂きました。
ソムタム × ブランド・ド・ノワール
タイの東北地方の名物である、青パパイヤサラダ「ソムタム」。唐辛子をたくさん使用していて、舌が痛くなるくらいの激辛。ピリ辛料理にも合うこのワインですが、さすがにこれは限度がありました(^^;)
激辛にはご注意を。
マスカット・ベーリーAの新たなスタイルで造られるブラン・ド・ノワール。魚介、肉料理、ピリ辛料理などいろいろな料理に合わせて楽しんでみてください!
この記事を書いた人
稲岡
スタッフ
- 好きなワイン:果実味と酸のバランスがとれたワイン
- 最近美味しかったワイン:オー・ボン・クリマ シャルドネ ツバキ・ラベル
- 行ってみたいワイナリー:マルケス・デ・リスカル
- 好きなもの:旅行、食べ歩き