イタリア シチリア州 DOPマルサーラ・スペリオーレ SOM(フォーティファイド・ワイン) こくのある辛口
品種:グリッロ、カタラット、インツォリア
バッリォ・バイアータ・アラーニャは20世紀初頭にジュゼッペが創業。息子のアントニオの後を継いだ現当主エルコーレ・アラーニャは醸造学を修め、より上質なマルサラへの転換をはかり、家族経営でよりマルサーラの可能性を広げるために積極的な運営を行っています。柱となるマルサラをはじめスティルワインやアロマタイズド・ワインなども手掛け、この地の伝統的で豊富なワイン造りを体感できるエノ・トゥーリズモも開設し、その魅力を広めています。
所有する畑は50haに及ぶ自社農園でブドウを栽培、シチリアにありがちな国際品種に頼ったワイン造りを行うのではなく、自分たちの生活に根付いた伝統品種のみを栽培しています。
カンティーナは発酵過程での近代化と熟成過程での伝統手法の順守を心掛けています。安定的な酒質の温度管理のできるイノックスタンクを使用。自社の葡萄果汁を加えた伝統的なモストコットを使用。ヴェルジーネの大樽保管には伝統的なソレラシステムを採用。一方、添加するミステッラは葡萄由来の蒸留酒に自社の葡萄果汁を加えたものを使用しています。
ステンレスタンクで発酵後、木樽で2年以上熟成。食前、食中を通して飲み飽きしない引き締まった酸味が心地よい辛口。
(アルコール度数:18%)